2019/02/18
「ボジョレーヌーボー解禁」
毎年11月頃になると必ずメディアに取り上げられ、ワイン好きの人だけではなく、普段あまりワインを飲まない人も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ワインに少しでも興味がある方や、まだボジョレーヌーボーに挑戦したことがない初心者さんも!
この機会に是非、ボジョレーヌーボーの魅力を知ってワインを楽しんでみませんか?
2018年のボジョレーヌーボー解禁日や出来の評価、初心者さん向けの美味しいボジョレーヌーボーの選び方まで、分かりやすくご紹介します^^
目次
ボジョレーヌーボーとは?普通のワインとの違いは?
ワイン通なら誰もがご存知のことかと思いますが、ワイン初心者にとってはまず最初に疑問に思う事。
「そもそもボジョレーヌーボーって何?」
「普通のワインと何が違うの?」
そんな疑問を、まずは解決していきますね。
「ボジョレー」とはフランスのパリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部にある地名のことであり、
「ヌーボー」とはフランス語で“新しい”を意味する言葉で、お酒の用語としては新酒を意味します。
つまり、「ボジョレーヌーボー(ボジョレーヌーヴォー)」とは
その年にブルゴーニュ地方のボジョレー地区で収穫された葡萄で最初に作るワインのことを言います。
また、使われる葡萄の種類も「ガメイ種」のものと決められています。
ボジョレーヌーボーはフレッシュさを売りとしているので、普通のワインのような「○年物」とか「○年寝かせた」といった味わいとは全く異なります。
味わいとしては、渋みが少なく爽やかでフルーティーな口当たりの良さが特徴です。
そのため、あっさりとして飲みやすく、初心者の方や女性にもオススメできるワインです。
また、ボジョレーヌーボーはその年の葡萄の品質を確認するための意味合いも持っていて、その年の評価としての“キャッチコピー”が毎年付けられていることでも有名です。
2018年のボジョレーヌーボー解禁日と出来栄えは?
気になる2018年のボジョレーヌーボー解禁日!
2018年の解禁日は、11月15日(木)午前0時です!
ボジョレヌーボーの解禁日は、フランスのワイン法により毎年11月の第3木曜日の午前0時と決められています。
実は、日付変更線の関係で日本ではボジョレーヌーボーが世界で一番早く発売されるんです!
原産国のフランスよりも早く頂く事ができるなんて不思議な話ですが、ラッキーだと思いませんか?
今年の解禁日に向けて、早速ボジョレーヌーボーを予約されてみてはいかがでしょう^^
元々、ボジョレヌーボーの解禁日は決まっていませんでした。
しかし、そのせいでボジョレーヌーボーをいち早く出荷しようと販売日を早めたり、メーカーたちがこぞって競争をするようになったのです。
その中には、きちんと熟成されておらず、商品として出来あがっていないものもありました。
そうなると、ボジョレーヌーボーの品質が下がってしまいますよね。
そこで、ボジョレーヌーボーの品質低下を防ぐために、解禁日を設けるようになったのです!
当初、解禁日は11月15日に固定されていましたが、この日が土日になるとワインショップやレストラン、運搬業者などがお休みになってしまう為、1985年より11月の第3木曜日に改定されたそうですよ。
2018年のボジョレーヌーボーの出来栄えと評価
毎年、ワインソムリエたちがその年のボジョレーヌーボーの出来栄えに対してキャッチコピーを付けています。
なので、キャッチコピーを見ればその年の出来栄えは一目瞭然なわけです。
2018年のボジョレーヌーボーのキャッチコピーはまだ公表されていませんので、公表され次第upします。
ちなみに、過去5年のキャッチコピーがこれ。
2013年「小粒だが味の濃いブドウが収穫できた」
2014年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」
2015年「記憶に残る素晴らしい出来栄え」
2016年「エレガントで、魅惑的」
2017年「希少かつ芳醇」
ちなみに、2017年の評価は
『酸味と果実味とタンニンが見事なバランスで整っている。今世紀最高の出来と言われた2015年を彷彿とさせる芳醇さがあり、溌剌さとエレガンスさも兼ね揃えている』
と、かなりの高評価!
春から初夏にかけての悪天候と、夏の高温と晴天により、とても良質なワインに仕上がったようです♪
今年の出来も楽しみですね^^
ボジョレーヌーボーの選び方と美味しい飲み方
初心者向け!美味しいボジョレーヌーボーの選び方
初心者さんの場合は、いざボジョレーヌーボーを購入しようとしても、沢山の種類がありどれを選べば良いのか迷ってしまいます。
私もそのうちの一人です^^;
そこで、ボジョレーヌーボーを簡単に見極めるコツをお教えしたいと思います!
ボジョレーヌーボーには、実は種類があるということをご存知ですか?
ボジョレーヌーボーには、大きく分けて
「ボジョレーヌーボー」と
「ボジョレーヴィラージュヌーボー」の2種類があります。
冒頭でも述べましたが、「ボジョレーヌーボー」とは、フランスのパリにあるボジョレー地区で作られた新酒のことです。
「ボジョレーヴィラージュヌーボー」とは、さらにボジョレー地区の北側に位置する「39の村」だけで造られるヌーボーのことを指しています。
この「39の村」では、ボジョレー地区の中でも高品質のブドウが収穫できると言われているんです!
ワインの質というのは、ぶどうの品質によって決まります。
ですので、「ボジョレーヴィラージュヌーボー」は、品質が保証されたワンランク上のワインということになります。
これを知ってしまったら、気になりますよね!ヴィラージュヌーボー。
実際に、味も繊細で優雅な味わいであると言われているようですよ☆
もし見つけたら、「ヴィラージュヌーボー」を試してみてはいかがですか^^
ボジョレーの帝王と呼ばれるジョルジュ・デュブッフによるワイン。
ジョルジュ・デュブッフは、ボジョレーヌーボーの解禁を楽しむことと、ボジョレーの名を世界に広めた人物です!
「ボジョレーヌーボー」の値段はピンからキリです。
ですが、高ければ美味しいというわけではありません。
特に、まだ初心者さんの場合は、味の差が分からない・・・ということも。
ですので、初心者の方におすすめの価格帯は、2,000~3,000円前後のものです。
これくらいの価格帯のものであれば、失敗がないでしょう^^
ジョルジュ デュブッフは、リヨン・ボジョレー ヌーヴォー ワインコンクール受賞暦NO.1。
初心者さんは、まずはコレ!
アンリ・フェッシは、フランス最大のボジョレーヌーボーのコンクール「トロフィー・リヨン」において、2015年から2年連続金賞を受賞している実力派のワインです♪
専門店に行けば、まず間違いありません!
ワインの専門家におすすめのボジョレーヌーボーを聞いてみましょう。
味わいの好みや希望の価格帯を伝えれば、あなたにピッタリのボジョレーヌーボーを選んでくれますよ☆
ボジョレーヌーボーの美味しい飲み方
一般的なワインは、冷やすと渋みが出たりするのであまり冷やすことはないようですが、「ボジョレーヌーボー」の場合は冷やしたほうが美味しく頂けます。
冷やす時間としては、飲む1時間ほど前に冷蔵庫に入れるのがベストです☆
また、ボジョレーヌーボーはフレッシュさを売りとしたワインですので、解禁日から2~3ヶ月以内に飲みきることをおすすめします。
まとめ
ボジョレーヌーボーは、最近ではコンビニやネットでも予約することが出来ます。
ぜひ、初心者の方も気軽にボジョレーヌーボーを楽しんでみてくださいね^^