2019/02/18
鼻の下に出来たニキビ。
痛いし目立つし、気分もブルーになりますよね。
鼻と口の間にあたる部位は皮脂腺が多く分布しているため、ニキビが発生すると炎症を起こして悪化する可能性が高いのです。
とにかく一日でも早く治したい!というあなたのために、鼻の下に出来るニキビの原因と治し方、自宅で出来るセルフケアについてご紹介します。
鼻の下のニキビの原因
鼻の下に出来るニキビには、大きく分けて2つの原因が考えられます。
それでは、鼻の下に出来るニキビが出来る原因について見ていきましょう。
鼻から口周りにかけては、もともと皮脂腺が多く皮脂が溜まりやすい部分です。
それに加えて皮脂腺が活発な10代の方や「混合肌」や「脂性肌」と言われる肌タイプの方は過剰な皮脂によって毛穴が詰まりやすく、鼻の下にニキビが発生しやすいのです。
特に20代以降で鼻の下にニキビができてしまう方は「ホルモンバランスの乱れ」が主な原因といわれています。
いわゆる「大人にきび」です。
ホルモンバランスは、過度のストレスや睡眠不足、生理などの影響によって乱れやすくなります。
また、ホルモンバランスが崩れると、男性ホルモン過剰の状態に陥ってしまいます。
男性ホルモンには、皮脂の過剰分泌を促進してニキビを悪化させる作用、角栓を発生させて毛穴を詰まらせる作用があります。
特に鼻の下、口周りなどは男性ホルモンの影響を受けやすい部位なのです。
鼻の下のニキビの治し方
鼻の下に出来たニキビはどのようにすれば治すことが出来るのでしょうか?
皮膚科に受診する方法もありますが、それでは一時的に治療するだけで終わってしまいます。
今後も鼻の下のニキビが出来ないようにするためには、毎日のスキンケアや生活習慣を見直し、改善することが大切です。
それではこれから、自宅で出来るセルフケアの中で「スキンケア」と「生活習慣」とに分けて説明していきます。
自宅でできるセルフケア~スキンケア編~
鼻の下に出来たニキビをお手入れするスキンケア方法は、全ての年代に共通しています。
それは「過剰な皮脂を取り除き、保湿を行うこと」です。
「保湿」とは、過剰な油分を出さないために水分を多く与えることを指しています。
鼻の下はもともと油分が多い場所なので、油分を補う必要はあまり無いのです。
それでは、過剰な皮脂を取り除いてから水分を与える保湿について説明していきます。
鼻の下のニキビが出来やすい方は、丁寧に洗顔を行いましょう。
洗顔の役割は、肌の過剰な皮脂や汗ほこりなどを取り除く事です。
洗顔を行う際は、泡立てネットなどでしっかりと洗顔料を泡立てて、そっと泡を顔に置き、泡の表面だけを動かしてお肌に直接摩擦を与えないよう優しく洗顔します。
特に、小鼻周りは汚れも溜まりやすく洗い残しも起こりやすい部分なので、意識しながら丁寧に洗顔するようにして下さい。
丁寧に洗顔したら、その後のすすぎも十分に行いましょう。
すすぎの回数は、20回~30回程が目安です。
シャワーを直接顔に当ててしまうと皮脂を取りすぎてしまいますので、すすぎは必ず手のひらで優しく行ってください。
鼻の下のニキビが出来やすい方には、保湿成分の入った化粧品でのお手入れがオススメです。
「鼻周り」は特に水分をしっかり補う必要があるので、化粧水や美容液で重点的に保湿をしていきましょう。
化粧品でオススメなのは「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などが入ったものです。
これらは人の肌に存在する水溶性の保湿成分なので、肌へのなじみが良くてオススメです。
顔に付ける際には、そっと手のひらで包み込むようにお肌に付けてあげましょう。
手のひらの熱で、化粧品の成分がお肌にしっかりと浸透してくれます。
化粧水や美容液はたくさん付ければ良いというものではありません。
時間をかけて、少量でも手のひらで包み込むように付けた方が何倍も効果があります。
鼻の下のニキビが出来てしまう要因として、古い角質が溜まっている可能性があります。
ニキビを作らないためにも、古い角質を除去して肌のターンオーバーを正常化させてあげましょう。
「ピーリング」とは、肌表面の古くなった角質を取り除く角質ケアの一種です。
ピーリング用品には様々な種類があり、洗顔料にピーリング機能が含まれているものや、ジェル状のピーリング剤などがあります。
使用方法は各メーカーによって異なりますので、用法用量を守りながら週に1回程度を目安に使用しましょう。
あまり頻繁にピーリング用品を使用すると、肌のターンオーバーが早まりすぎて、逆にお肌を傷つけてしまいますのでご注意下さい。
自宅でできるセルフケア~生活習慣編~
鼻の下のニキビが出来る原因の一つである「ホルモンバランスの乱れ」の最大の要因としては、心理的なストレスや極度の疲労、睡眠不足、偏った食生活などが考えられます。
ですので、まずは毎日きちんと生活習慣を整えることから始めてみましょう。
ストレスを受けて交感神経優位の状態が続くと、男性ホルモン過剰になってしまいます。
リラックスして副交感神経が優位の状態になると、女性ホルモンが活発になり鼻の下のニキビも出来にくくなります。
それでは、具体的にどのようなことに気を付ければ良いのかご紹介します。
忙しい時や疲労が溜まっている時こそ、ゆっくりと湯船に浸かり心身をリラックスさせることが大切です。
温度は38〜40度くらいのぬるま湯で、半身浴を行うようにすると、無理なくゆっくりとお風呂に浸かれてリラックスできます。
睡眠時間が不足すると、免疫力が低下してニキビを誘発してしまう可能性があります。
毎日最低でも6時間以上の睡眠は確保するようにしましょう。
特に、午後10時から午前2時はお肌のゴールデンタイムです!
ぜひ、この時間帯に睡眠をとるよう心掛けて下さい☆
バランスのよい食生活を意識して、できるだけお肌に良いとされているビタミン類を意識して摂取するようにしましょう。
特に「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ビタミンC」はニキビの無い美肌作りに効果的です。
下記を参考に食事に取り入れて下さい。
・ビタミンB2:豚レバー、牛レバー、鶏レバー、うなぎ、いわし、納豆、卵、まいたけ、モロヘイヤ、アーモンド、海苔など
・ビタミンB6:牛レバー、鶏ささみ、鶏胸肉、まぐろ、かつお、いわし、さんま、にんにく、干ししいたけ、酒粕、ピスタチオ、きな粉など
・ビタミンC:赤ピーマン、黄ピーマン、ゆず、レモン、ブロッコリー、アセロラ、柿、キウイフルーツ、いちご、わかめ、とろろ昆布など
食事で摂るのが難しいという方は、サプリメントで補いましょう。
また、過度な糖質と脂質の摂取は体内のビタミンを浪費しやすくなると言われています。
甘い物や油っこいもの、サラダ油などに多く含まれる「リノール酸」は体内でアラキドン酸に変換され、このアラキドン酸から作られる生理活性物質がニキビの原因となりますので出来るだけ控えましょう。
使用するオイルは、なたね油、オリーブオイル、紫蘇油、あまに油、えごま油などリノール酸が少ないものがオススメです!
過剰な皮脂は、時間が経つと雑菌と混ざり合って毛穴詰まりの原因となってしまいます。
日中にメイク直しをする際に、ティッシュやあぶら取り紙で鼻周りの皮脂を軽く抑え、過剰な皮脂を取り除くようにしましょう。
これにより、化粧崩れを防ぐだけではなくニキビ対策にも繋がります。
あぶら取り紙の使い過ぎは「必要な皮脂まで奪ってしまうから良くない」という説もありますが、1日に1・2回程度の使用であれば皮脂を取り過ぎるということはありません。
使用する際は決してこすらず、軽く抑えるようにしましょう。
鼻の周辺は日頃から触ってしまいやすい部分ですが、触りすぎは鼻の下のニキビを誘発してしまう可能性があります。
日常生活の中でもできるだけ意識をして鼻周りを触らないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
鼻の下のニキビをぶり返さないためにも、正しいスキンケアと生活習慣を心がけましょう!
今回は自宅で出来るセルフケアについてご紹介しましたが、鼻の下のニキビが長引く場合や、鼻の下のニキビが炎症を起こして深刻化している場合などは、皮脂や古い角質が蓄積されている可能性があります。
この場合には、ニキビ跡を残さないためにも皮膚科で受診することをおすすめします。