2019/02/18
11月12日に放送された「世界一受けたい授業」で”美肌をつくる正しい入浴法”が紹介されました。
美肌をつくる正しい入浴法について教えてくれたのは、東京都市大学教授の早坂信哉先生。
11月になると多くなる、お肌の悩みの一つが「かゆみ」。
通常は肌の油分と水分がお肌を守ってくれるのですが、空気が乾燥するとこれらが減ってしまい「かゆみ」や「あかぎれ」を引き起こす原因になってしまいます。
それに加えて、間違った入浴法によってますます乾燥肌を招いている人が非常に多いのだとか。
正しい入浴法を実践すれば、乾燥肌を防ぎ「美肌」になれるとのこと!
しかも、その方法とは「緑茶」と「手抜き」がポイントなんです。
今回は、世界一受けたい授業で紹介された「美肌」を作る正しい入浴法についてご紹介します☆
目次
世界一受けたい授業「お肌に悪い」間違った入浴法ワースト5
お肌は、湿度が60%を下回ると乾燥しやすくなります。
特に、12月以降の寒い時期には湿度が60%を下回る日が多くなるので「かゆみ」や「あかぎれ」といった悩みも多くなってきます。
それに加えて私たちが普段やりがちな間違った入浴法のせいで、ますます乾燥肌を招き、事態を悪化させているのです!
まずは、その「お肌に悪い間違った入浴法」ワースト5を見ていきましょう。
皮膚の表面にある皮脂膜は、水分を外に逃がさないようにする蓋のような役割を持っています。
しかし、ボディタオルなどでゴシゴシ洗ってしまうと皮脂膜が剥がれてしまい、水分が体の外へ出ていくため乾燥を招いてしまいます。
乾燥すると「かゆみ」が出るので、ますますゴシゴシこすってしまい、どんどん乾燥していき…
その結果「ウロコ足」を招いてしまうという、まさに負の連鎖です。
肌の角質層はとても薄く、ラップ1枚分の厚みしかありません。
とってもデリケートなんです!
お風呂から上がった後も同様に、タオルでゴシゴシと拭くのはNGです。
せっかくお風呂で体を温めたのに、脱衣所が寒いと急激な温度変化によって肌が乾燥してしまいます。
また「寒冷じんましん」の原因にもなってしまいます。
お風呂に入るときに、浴室が寒いのもNGです。
水道水には殺菌や消毒のために「塩素」が含まれています。
塩素は、肌の乾燥の原因となり肌荒れを引き起こします。
塩素の害は、
・発がん性
・喘息等の呼吸器系疾患の悪化
・血管障害
・心臓病や脳卒中を引き起こす
・アトピーの悪化
・アレルギー疾患の悪化
などがあり、お風呂の塩素はガス化しているため、水道の100倍の危険性があります。
日本の水道水は、海外と比べても特に「塩素」の量が多いことで知られています。
番組では、一番風呂に10分間片方の腕を入れ、二番風呂にもう片方の腕を10分間入れ、肌の状態を検証する実験が行われました。
その結果、二番風呂の方が肌のキメが細かく整っていました。
二番風呂は、一番最初に入った人の肌からタンパク質や脂質が塩素と結びつくことにより塩素が減るのだそうです。
番組では、38℃のお湯と42℃のお湯に入り、それぞれ1時間後の水分量を比較する実験が行われました。
その結果、38℃で入浴した場合と比べ、42℃で入浴したときの水分量はなんと半分になっていました!
寒い冬は特に熱いお湯に入りたくなってしまいますが、お肌のためには良くないのです。
お風呂でホッと一息リラックスしてしまうと、気持ちが良いのでついつい長風呂になってしまいがちです。
しかし、長くお風呂につかると肌の角層が大量の水分を吸収して膨らんだ状態になってしまい、バリアの役割をしていた油分もなくなってしまうので、肌の保湿成分が流れ落ちてしまいます。
長くお風呂に入ると指がシワシワになってしまうのは、肌の保湿成分が流れ落ちているサインです!
半身浴では特に”スネ”が長く浸かっているため、乾燥肌になりやすくなってしまいます。
世界一受けたい授業「美肌」を作る正しい入浴法!
では、具体的にどのような入浴をすれば「美肌」を作ることができるのでしょうか?
「美肌」を作る8つの正しい入浴法について見ていきましょう!
「美肌」を作る正しい8つの入浴法
緑茶に含まれるカテキンには、美肌効果があります。
入浴前に緑茶を飲むことで、通常時に緑茶を飲むのと比べて7倍カテキンの吸収量がアップすることが明らかになりました。
入浴前に緑茶を飲むことで、美肌効果が高めることができます。
お風呂を沸かす際、蓋を開けてお湯をためることによって蒸気で浴室が暖まります。
また、脱衣所にはパネルヒーターを置くなどして温かくしておきましょう。
これにより、乾燥と寒冷じんましんを防ぐことが出来ます。
お風呂の塩素除去に効果的なのがビタミンC(アスコルビン酸)。
お湯に含まれる「塩素」を除去するには、ビタミンCを豊富に含むレモン果汁をスプーン1杯入れるか、もしくはアスコルビン酸粉末を1cc入れましょう。
アスコルビン酸を含む入浴剤でもOKです。
私はいつも、アスコルビン酸粉末を1cc入れて入浴しています!
そして、シャワーヘッドも塩素除去できるビタミンC入りのタイプに取り替えています。
これだけで、ドライスキンや発がん性をはじめとする恐ろしい「塩素の害」を防ぐことができ、お肌の潤いと髪の毛のツヤも全然違います♪
一番風呂でもまろやかになり、お肌に優しいのでぜひ取り入れてみて下さい!
寒い冬は熱めに設定したくなりますが、美肌のためには38~40℃に設定するようにしましょう。
これだけで乾燥を防ぐことが出来ます。
長風呂は乾燥のもと!
お風呂に浸かる時間は10分までがベストです。
この際、肩まで浸かり、額に汗がじんわり出るくらいを目安にしましょう。
また、湯船につかりながら歯磨きをすると、だ液に含まれるホルモンが活発になるため美肌に効果的なんだそうですよ^^
体を洗うときは石鹸でモコモコの泡を作り、シャリシャリのボディタオルではなく手のひらで洗うようにしましょう。
からだを洗うときのポイントとしては、全身を洗わないことです。
顔、胸、脇、お尻、股の5ヶ所のみ石鹸で洗い、あとはお湯で流すだけで十分だそうです。
また、シャワーの水にも塩素は含まれているので、長時間使わずお風呂にたまったお湯だけで洗い流すようにしましょう。
私の場合は、塩素除去できるビタミンC入りのシャワーヘッドを使用しています♪(アスコルビン酸の項目で紹介しました!)
シャワー派の方にはおすすめ。
お風呂から上がった後にタオルで水気を拭く際、肌をゴシゴシこすってしまうと角質層が剥がれ落ちてしまいます。
優しく押さえるように拭きましょう!
また、乾燥が気になるときには浴室の中でからだを拭くようにするとさらに良いでしょう。
お風呂から上がったらすぐ、気になる部分に化粧水と保湿クリームをつけましょう。
保湿クリームはお風呂上りにすぐ塗ることが、潤いを逃さないポイントです。
乾燥がひどい方にオススメなのは、浴室で水気を拭いた後に化粧水とクリームも浴室内で付けてしまう方法。
これなら乾燥対策はバッチリです。
「美肌」を作る正しい入浴法を行った実験結果
番組内では、本当に入浴法を変えるだけで乾燥を防ぐことができるのか?という実験が2週間行われていました。
2週間の入浴法のルールは、
以上の4つでした。
この入浴法を2週間続けた結果、
腕の油分量は理想値が60なのに対し、実験前は38でしたが2週間後には76に!
頬の油分量は理想値が70なのに対し、実験前は11でしたが2週間後には90に!
肌のかゆみや乾燥も改善し、お肌がしっとり柔らかくなり艶が出ていました。
たったの2週間で理想値をはるかに超える結果が出るなんて、本当にすごいですよね。
これは、やるしかないでしょう!
まとめ
いかがでしたか?
これからの季節は、特に乾燥による肌トラブルが多くなる季節です。
今すぐ間違った入浴法を見直し、正しい入浴法で美肌を作りましょう♪