2019/02/18
夏が近づくと気になるのがお中元。
お中元は、日頃からお世話になっている方への感謝の想いを伝える大切な行事です^^
しかし、お中元商戦は早くから始まるため、お中元を贈る正しい時期がいつからいつまでなのか分かりづらいものですよね。
しかも、関西や関東など地域によってお中元を贈る時期が異なります。
お中元はその地域のルールに合わせて贈ることが基本のマナーです!
そこで今回は、お中元を贈る地域別の正しい時期についてご紹介いたします☆
6月に出すのはアリなのか?
贈るのが遅れてしまった場合はどうしたら良いの?といった点についても解決していきます。
お中元を贈る地域別の時期
もともとお中元は、中国古来の祭り事である7月15日の「中元」と、日本古来の習わしである仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)とが一体化したことが始まりで、贈り物が盛んに行われるようになりました。
現在におけるお中元の時期は年々早くなる傾向にあり、全国的に7月初旬頃に贈るのが一般的とされていますが、地域によって習慣に差があります。
それでは早速見ていきましょう!
東北、北陸、関東では、7月1日~7月15日までにお中元が届くように贈るのが一般的です。
ただし、北陸の一部地域では7月15日~8月15日頃に贈ることもあるようです。
ですので、北陸の場合は間を取って7月中旬頃に贈るようにすると良いでしょう。
北海道、東海、関西、中国、四国では、7月15日~8月15日までにお中元が届くように贈るのが一般的です。
ただし、関東の影響でお中元の時期は年々早まる傾向にあり、7月初旬~7月中旬に贈る家庭が増えているようです。
近年の傾向に従うのであれば、7月中旬頃までには贈るようにすると良いでしょう。
九州では、8月初旬~8月15日までにお中元が届くように贈るのが一般的です。
全国的に見てもかなり遅めですね。
ただし、近年ではお中元の時期は年々早くなる傾向にあるようです。
沖縄では、7月初旬~旧暦の7月15日までにお中元を贈ることが一般的です。
旧暦の7月15日は、新暦での8月~9月上旬頃に該当します。
その年によって日にちが異なりますので、贈る前に確認しておきましょう。
ちなみに、2017年の旧暦の7月15日は「9月5日」です!
お中元を6月に贈るのはアリなの?
年々早まるお中元商戦。
デパートなどのお中元商戦は7月初旬~中旬にピークを迎えますが、早期の売上確保&繁忙期を分散させるために5月末~6月頃からお中元の注文を受け付けるようになりました。
これにより、6月にお中元を贈る人が出てきているようです。
最近では6月20日過ぎから贈る地域もあるようですが(東京、神奈川など)推奨はしません。
6月に注文するのであれば、到着日を7月初旬に指定して手配するようにした方が良いでしょう。
お中元を贈るのが遅れた場合はどうすれば良い?
もしも「お中元を贈るのが遅れてしまった!」という場合に、どのように対処すれば良いのでしょうか?
早速見ていきましょう!
お中元の時期を過ぎてしまった場合、立秋(8/7)までであれば「暑中御見舞い」として贈ることができます。
暑中御見舞いは、8月初旬から立秋までの時期を指します。
暑中御見舞いを贈る際には、遅れてしまったことに対するお詫びの言葉を添えておきましょう。
立秋を過ぎると、それ以降は「残暑御見舞い」として贈りましょう。
残暑御見舞いは、立秋を過ぎてから8月下旬頃までの時期を指します。
9月に入るとさすがに遅すぎるので、遅くとも8月25日頃までには残暑御見舞いが届くように手配しましょう。
残暑御見舞いを贈る際には、遅れてしまったことに対するお詫びの言葉を添えておきましょう。
まとめ
お中元を贈る時期には地域差がありますが、最近では関東地域の影響により全国的にお中元の時期が早まってきています。
年々地域差が狭まっていることを考えると、総じてお中元を贈る一番良い時期は7月初旬~中旬頃であると言えるでしょう。
贈る時期を守りつつ、日頃の感謝の想いを伝えましょう☆