2019/02/18
梅雨に見頃を迎えるアジサイ(紫陽花)。
アジサイを自宅で育てるのは難しいと言われていますが、その反面とっても生命力が強いことでも知られています。
アジサイは、切り取った枝を「挿し木」として利用すればどんどん数を増やすことが出来るんです♪
今回は、アジサイの挿し木で数を増やす方法についてご紹介します!
また、目的に合わせた剪定の方法についても伝授します^^
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●アジサイの育て方!地植えや鉢植えの方法は?肥料や水やりについても☆
目次
アジサイを挿し木で増やす方法
アジサイを自宅で育てているけど、もっと数を増やしたい!
そんな時には「挿し木」がオススメです^^
挿し木は成長が早くとても簡単なので、初心者の方にも一押しの方法です。
挿し木をする最適な時期は、6月上旬~7月頃です。
それでは早速、挿し木をする方法について見ていきましょう☆
①花芽のついていない枝を15cm(2〜3節くらいの所が目安)ほど切り取ります。
②葉っぱを2~3枚だけ残して他の葉は取り除き、切り口をカッターなどで斜めに整えます。
③切り口を1~2時間ほど水に浸けておきます。
④赤玉土(小粒)を入れた容器に、枝が2~3cmほど埋まるように差し込みます。
以上でOK!
あとは、枝から根が生えるまで、土が乾かないように水やりを続けましょう。
直射日光を避けて半日陰で育て、1ヶ月くらいで発根します。
発根したら、一回り大きな鉢や地面に植え替えてください☆
赤玉土ではなく、花器などに浅めに張った水で育て、発根させてから土に植え替える方法でも良いでしょう。
アジサイを株分けで増やす方法
アジサイを増やしたい場合には、挿し木をする方法が一般的です。
また、株分けは挿し木に比べてとても手間がかかります。
しかし、大きくなりすぎた株をコンパクトにしたい場合には株分けも一押しの方法です☆
株分けによって元のアジサイもコンパクトになり、数も増やすことが出来ますので一石二鳥ですよね^^
株分けをする場合は、落葉後の休眠期である11月~3月頃が最適です。
それでは早速、挿し木をする方法について見ていきましょう!
①周りの土から掘り上げていき、根を傷つけないように株を掘り起こします。
②掘り起こしたら、根についた土を手で払い落します。
③株を分ける作業に入りますが、できれば手で株を分けましょう。
硬い場合は、ナイフなどを使って株分けしてください。
あとは元の土に植えれば完了です。
アジサイを剪定する方法について
アジサイは、そもそも剪定が必要な植物ではありません。
ただし、育てるスペースや見た目の問題などで、形や高さを調整したい場合には剪定を行いましょう☆
また、切った枝は「挿し木」にも使えるので、アジサイの数を増やしたいときにも有効です^^
このほか、一から育て直したい場合には「強剪定(切り戻し)」という方法もあります。
それでは早速、アジサイの剪定方法について見ていきましょう!
形を整えるだけの基本剪定
基本剪定に適した時期は、花が咲き終わった後なるべくすぐの7月頃です。
アジサイの花の2~3節下のわき芽の上で剪定しましょう。
(1節=両側に大きい葉っぱ2枚生えてあるのが目安)
わき芽とは、葉っぱの付け根の上にある小さな葉っぱのことです。
ここから新しい茎が延びて花芽になるので、来年咲く花のために残しておきましょう。
短く切り戻し過ぎた場合や、切り戻す時期が遅すぎた場合は、翌年花を付けなくなる可能性がありますので注意して下さいね。
※10月頃になると次の年に咲かせる花芽が枝に付きはじめるため、この時期の剪定は避けましょう。
挿し木に使う場合の剪定
基本剪定と同様に、7月頃を目安にして枝を15cm(2〜3節くらいの所が目安)ほど切り取ります。
挿し木の方法については前項の「アジサイを挿し木で増やす方法」を参照してください。
花数や枝を減らす場合の剪定
花数や枝を減らしたいときは、内向きの枝、下向きの枝、伸びすぎている枝、細い枝を選び、付け根から切り取りましょう。
風通しが良くなり、病害虫の被害が減らせる利点もありますよ^^
一から育て直したい場合の切り戻し(強剪定)
アジサイが大きく育ちすぎて形が整えられないなどの理由で一から育て直したい場合には、「切り戻し(強剪定)」という作業を行います。
葉っぱが枯れ落ちた冬の時期(11月~3月頃)に行いましょう。
切り戻しの方法は、一番下の節目(株元から約10~15cm)だけを残して、あとは全ての茎を切り取ります。
ただし、切り戻しをした翌年は花が咲かないことが多いので、長い目で見て育て直していきましょう。
切り戻しは、前回から3年ほど間隔をあけて行ってください。
まとめ
アジサイの数を増やす作業は、実はとっても簡単に出来てしまいます^^
鮮やかなアジサイでお庭いっぱいにして、梅雨時期の華やかな空間作りをしてみてはいかがですか?
剪定は、目的に応じて切り方が異なりますのでぜひ参考にしてみてくださいね☆
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