2019/02/18
母の日といえば「カーネーション」ですね^^
母の日にカーネーションの鉢植えや切り花を貰ったものの、「育て方が分からない…」「枯らしてしまったことがある」という方は多いのではないでしょうか?
カーネーションは育て方のポイントさえ押さえておけば、枯らすことなく長く楽しむことができます☆
鉢植えから地植え、切り花から挿し木にして増やしたりすることも可能ですよ!
そこで今回は、カーネーションの育て方(鉢植え・切り花)についてご紹介致します。
目次
カーネーションの育て方のコツ
最近のカーネーションは色や形が豊富で、実に様々な種類のものを目にしますね。
カーネーションには、 春に咲く「一季咲き性」品種と、生育条件が整えば年中咲く「四季咲き性」品種があります。
どちらの品種においても、基本の育て方は同じです。
カーネーションの置き場所
カーネーションは、日当たりが良く風通しの良い場所に置きましょう。
室内に置く場合は、窓際の日当りの良い場所に置きます。
ただし高温多湿に弱いので、真夏は半日陰に移動させてください。
また、冬は室内の日当たりの良い場所で管理しましょう。
カーネーションの水やり
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら鉢底から流れるくらいの水をあげましょう。
一日一回、という具合ではなく、土の表面の乾き具合を見て、乾いていたらその都度水やりすることがポイントです。
また、受け皿には水が溜まった状態にしないことも大切です。(根腐れを起こすため)
切り花の場合は、毎日新しい水に交換してあげましょう。
清潔な花瓶、清潔な水が切り花を長持ちさせるコツです。
そして、水やりする際には葉やツボミに水がかからないように注意して下さい。
葉や花に水がかかると病気の原因になってしまうからです。
カーネーションの肥料
カーネーションは、肥料が切れると花つきが悪くなり、葉っぱの色もくすんできます。
鉢植えの場合、花が咲いている間は液体肥料をあげるのがオススメです。
月に3回程度、水やり代わりに施してあげると良いでしょう。
ただし、真夏と真冬には肥料は与えないようにして下さい。
切り花の場合は、切り花延命剤を水に混ぜてあげると良いでしょう。
カーネーションの病気と害虫
灰色カビ病とは、カビが原因で葉っぱが灰色になり枯れていく病気です。
病気を繁殖させないためにも、枯れた花や葉はすぐに取り除きましょう。
取り除いた後は、殺菌剤を散布して風通しのよい場所で管理すると良いでしょう。
アブラムシは、葉っぱの養分を吸いとって株を弱らせる害虫です。
増殖すると、すす病などの病気を誘発することもあります。
このため、見つけたら速やかに殺虫剤を株全体に吹きかけて退治することが大切です。
カーネーションの鉢植えの育て方と地植えの方法
カーネーションの鉢植えの育て方
カーネーションの鉢植えを貰ったら、まずは下記の手順を行います。
・株元がグラついていれば培養土を足して固定させる
・土が乾いていれば鉢底から流れ出るくらいの水を与える
・枯れている葉っぱは取り除く
・つぼみの中身が詰まっているか軽く触れて確認する
カーネーションにつぼみの中身が詰まっているかを確認するのは、中身が空洞でスカスカのツボミもあるからです。
中身が空洞のツボミは、今後花を咲かせることはありません。
長くカーネーションを楽しむためには、咲かないツボミを取り除くことがポイントです!
その分、栄養が他のツボミにまわり花が咲きやすくなる上に、病気の予防にもなるのです^^
小さすぎるつぼみや花が咲き終わって元気のない花も、その都度摘み取りましょう。
カーネーションの地植えの方法
鉢植えで根が成長すると、鉢の中でパンパンになってしまいます。
このような場合には、鉢植えから地植えに切り替えると良いでしょう。
(ただし、雨が当たると灰色カビ病になりやすいので、地植えは難易度が高めです)
地植えに自信の無い方は、一回り大きめの鉢植えに移してあげてもOKです☆
鉢植えから地植えする場合、植え替え時期は9~10月が適しています。
花が咲き終わるのは6月中旬頃ですが、真夏の高温多湿に弱く、枯れる可能性があるため、秋の植え替えがオススメです。
植える場所は、適度に日光が当たり、それでもって西日が当たらず、雨が当たらない場所がベストです。
それでは早速、地植えの手順を見ていきましょう!
②そこに、腐葉土や堆肥を混ぜあわせて数週間寝かせておきます。
③土の準備が出来たら、あとは植えるだけでOKです☆
②の手順では、市販の草花用培養土を使ってももちろんOKです^^
この他、水はけを良くするには、腐葉土3:赤玉5:パーライト2がオススメです。
カーネーションの切り花の育て方と挿し木の方法
カーネーションの切り花の育て方
切り花は寿命が短いイメージですが、長持ちさせるコツがあります。
・花や葉に水が浸らないようにする
・水を交換する際に切り口を斜めに5ミリほど切る
・延命剤や漂白剤を使う
まず一番大切なのは、1日1回水を交換することです。
切り花が枯れたりしおれてしまう原因の一つに、水の中で繁殖したバクテリアやカビが挙げられます。
ですので、花瓶や水は常に綺麗な状態を保ちましょう。
また、カーネーションの花や葉に水が当たると病気の原因になりますので、花瓶の水位には注意して下さい。
水を交換する際には、切り口を斜めに5ミリほど切ると水の吸いが良くなります。
切り花延命剤を入れることも長持ちのコツですが、この場合にも1日1回水を交換するようにしましょう。
切り花延命剤には殺菌成分が入っていることが多いですが、だからといって水を変えずにいるとバクテリアが繁殖してしまいます。
切り花延命剤を持っていないという方は、漂白剤を使うと良いですよ^^
漂白剤は、ほんの一滴花瓶に垂らしておけばOK。
漂白剤には、除菌・殺菌効果があり、水が腐りにくくなるので花が枯れるのを遅らせることができます。
カーネーションの挿し木の方法
カーネーションの切り花から、挿し木にして増やすことも可能です^^
ただし「脇芽」があるものが前提で、売り物の切り花では少々手間がかかります。
挿し木の時期は、春(4月~6月)か、秋(9月~10月)が適しています。
それでは早速、挿し木の手順を見ていきましょう!
②次に、鉢に小粒赤玉土にバーミキュライトを2割混ぜたものに、真っ直ぐか斜めに挿し、軽く上から土を押さえます。
③水やりの際には、挿し木が倒れないようにそっと与えてあげましょう。
④一ヶ月くらいで脇芽が大きくなったら、そこからまた切り取り、上の手順で挿し木を行います。
売り物の切り花では、一度の挿し木では成功しづらいです。
手間はかかりますが、脇芽を大きくしてから、そこから切り取って再度挿し木にして育てると成功しやすいですよ☆
根が育つまでは日光の当たらない場所に置き、根が育ったら日当りの良い場所に出しましょう。
育てている間は、土が乾く度に水を与えることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
カーネーションは、育てる環境や手入れさえ間違わなければ長くたのしむことが出来ます。
特に、素敵なカーネーションですと地植えや挿し木にして増やしたいものですよね^^
地植えや挿し木は難易度が高めですが、コツを抑えて挑戦してみてください♪