2019/02/18
11月5日放送の「世界一受けたい授業」で、口内フローラを整えて口臭を抑える簡単な方法について紹介されました。
口内フローラについて紹介してくれたのは、口内フローラの一人者、花田信弘(はなだのぶひろ)先生。
口臭がある人の口の中は、歯周病菌だらけ!?
いますぐ「口内フローラ」を整えて歯周病菌を減らし、口臭を抑えよう!
「口内フローラ」を整え、口臭を抑える“パタカラ体操”と“緑茶うがい”の方法についてご紹介します☆
目次
世界一受けたい授業で紹介された「口内フローラ」について
「口内フローラ」とは?
「腸内フローラ」という言葉はよく耳にしますが、「口内フローラ」ってあまり馴染みのない言葉ですよね。
口内フローラとは一体何のことなのでしょうか?
「口内フローラ」とは、口の中の細菌の集まりのことです。
口の中の細菌は約700種類で、100億個ほど存在しています。
口内フローラには
の3つの菌が存在します。
この「日和見菌」というのがやっかいな存在で、「善玉菌」にも「悪玉菌」にもなる菌です。
優勢な菌の味方をする菌なので、善玉菌が優勢であれば良いのですが、悪玉菌が優勢になると一気に悪玉菌を増やしてしまいます。
悪玉菌が増えると「口内フローラ」はバランスを崩してしまいます。
「口内フローラ」が乱れるとどうなるの?
「口内フローラ」のバランスが乱れると、口の中の虫歯菌や歯周病菌などの細菌が口の中の傷口(虫歯になった穴など)から血管内に入り込み、たったの90秒で全身を悪玉菌が駆け巡ります。
その結果「歯原性菌血症」をはじめ、最悪の場合“死”をも引き起こすという、恐ろしい事態を招いてしまいます。
歯周病菌には、代表的な「3大歯周病菌」というものが存在します。
3大歯周病菌とは
のことで、これらはらせん状の動きをするのが特徴です。
特に「P.ジンジバリス」は、最強の歯周病菌であると言われています。
「口内フローラ」が乱れている人は口臭がする?
「口内フローラ」が乱れると、一体どのような症状が起こるのでしょうか?
一番分かりやすいのが「口臭」です。
悪玉菌は口臭を引き起こします。
ですので、口臭が気になる方は「口内フローラ」のバランスが乱れていて、口の中が悪玉菌だらけになっている可能性が高いです。
また、歯周病菌はキスで感染してしまうそうです。
自分が歯周病ではなかったとしても、カップルのどちらかが歯周病であればうつっている可能性があります。
そのため、二人で歯科医院へ行って検査することが必要になってきます。
世界一受けたい授業で紹介された「口内フローラ」を整える方法!
では、口内フローラを整えるためにはどのような方法があるのでしょうか?
悪玉菌の増殖を押さえ、歯周病を防ぐ働きをしてくれるのがだ液です。
だ液に含まれるカルシウムなどで歯の表面の修復を促し、口内フローラを正常に保つ大きな役割を果たしています。
だ液の分泌を促すには、唾液腺の刺激と口と舌の筋力が必要になってきます。
そこで、番組内ではだ液の分泌を促す「パタカラ体操」と、悪玉菌を殺菌して減らす「緑茶うがい」の2つの方法が紹介されました!
まずは、「パタカラ体操」からご紹介します☆
口内フローラを整える「パタカラ体操」
パタカラ体操とは、だ液の分泌を促すために効果的な「パ」「タ」「カ」「ラ」の発音をたくさん文章中に取り入れ、効果的にだ液を促すための発声方法のことです。
「パ」と発音すると、唇の筋力が鍛えられます。
「タ」と発音すると舌の中央の筋肉が鍛えられます。
「カ」と発音すると舌の奥の筋肉が鍛えられます。
「ラ」と発音すると舌の先の筋肉が鍛えられます。
世界一受けたい授業では、これらの「パ」「タ」「カ」「ラ」が多く含まれる文章が紹介されました。
それでは早速、「パタカラ体操」のやり方についてご紹介します!
パンダの宝物はパパパンダからもらったラッパ
歩いてパタパタ、鳴らしてパラパラ
高かったラッパで財布の中身は空っぽ
*これを声に出して読みましょう。
この文章には「パ」「タ」「カ」「ラ」が多く含まれており、効率的に唾液腺が刺激し、だ液を促すことができます!
少し読みづらいですが、暇を見つけてはこの文章を読んでみましょう♪
口内フローラを整える「緑茶うがい」
「緑茶」には、口内フローラを整える効果があります。
その秘密は、緑茶に含まれるカテキンとフッ素。
これらの抗菌作用が働き、悪玉菌が増えるのを防いでくれるんだそうです。
では早速、「緑茶ぶくぶく」のやり方についてご紹介します。
うがいと言っても、ここでは「ぶくぶくうがい」をします!
1.食後に緑茶を口に含む。
2.1分ほどブクブクする。
3.終わったらそのまま吐き出す。
以上です!
とっても簡単ですよね♪
口内フローラを整える「パタカラ体操」と「緑茶うがい」を実践した結果
世界一受けたい授業では、丸高愛実(まるたか まなみ)さんが、この方法を試す前に歯周病菌の数を検査していました。
一日3回歯磨きをしているという丸高愛実さんでしたが、
という悲惨な結果でした。
3大歯周病菌の数は、それぞれ1万個以上になると危険ゾーンですので、非常に口内フローラが乱れているということになります。
丸高愛実さんが一ヶ月の「パタカラ体操」と「緑茶うがい」を実行し、歯周病菌の再検査をした結果がこちら!
after
まだ危険範囲ではありますが、劇的に減っていますよね!
このまま「パタカラ体操」と「緑茶うがい」を継続すれば、さらなる改善が期待できそうです^^
まとめ
いかがでしたか?
「パタカラ体操」と「緑茶うがい」、どちらもすぐに実践できて簡単なのに、確実に口内フローラを整えてくれる凄い方法です。
歯周病の予防だけではなく口臭予防にもなりますので、ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね☆