2019/02/18
お歳暮は、お世話になった相手に一年間の感謝の気持ちを伝える行事です。
ですがいざ贈るとなると、誰にどの程度の金額の品物を贈れば良いのか悩みますよね。
そこで今回は、お歳暮の金額の相場と、相手別の品物の選び方や人気の商品、贈ってはいけない商品についてご紹介します☆
品物選びの際の参考にしてみてくださいね^^
目次
お歳暮の相場はいくら?金額の目安について
一般的に、お歳暮の相場は3,000〜5,000円と言われています。
金額に決まりはありませんが、安すぎると感謝の気持ちが伝わりづらいですし、高すぎると相手に気を使わせてしまいます。
あまり高い物を贈ると返って相手に気を遣わせてしまったり、また、一度贈ってしまうと来年も同等のものを贈らなければいけなくなりますので、出来る範囲内で送る事が大切です。
贈る側にとっても受け取る側にとっても、お互い無理のない丁度良い金額が3,000〜5,000円なのです。
もちろん、贈る相手によって金額を変えても大丈夫です。
どの程度のお付き合いなのかを考えた上で決めると良いでしょう。
・両親、親戚・・・5,000円
・職場の上司、仲人・・・5,000円
・兄弟、姉妹・・・3,000円
・友人、知人・・・3,000円
・取引先・・・3,000〜5,000円
・特別にお世話になった方・・・5,000〜10,000円
お中元も贈っている場合は、お中元より少し高い物を贈ると良いでしょう。
お中元もお歳暮も感謝を伝える意味はありますが、お歳暮は一年の締めくくりの挨拶になります。
ちなみに、お中元もお歳暮も両方贈らなければいけないというルールはありません。
一度贈ってしまうと、毎年贈り続けることが基本となりますので、できる範囲で無理のないようにしてくださいね。
お歳暮の商品の選び方と人気商品について
バラエティーに富んだお歳暮商品の中で、相手別に適切な商品を選ぶにはどのようなコツがあるのでしょうか?
早速、お歳暮の商品の選び方について見ていきましょう!
相手の好みを把握しておく
自分が「これを貰ったら嬉しいから、きっとあの人も喜んでくれる」という理由で選んでしまうと、失敗する危険性が。
もしもハムの詰め合わせを選んで、相手がハムが苦手だったら・・・
アレルギーとは知らずに小麦・乳製品を贈ってしまったら・・・
こうなってしまうと、良かれと思って贈った品物のはずだったのに、贈った側としても良い気はしないですよね。
こんな落とし穴に嵌らないためにも、相手の好みや、アレルギーが無いか、などをしっかり把握しておきましょう。
相手の年齢や家族構成に適した商品を選ぶ
贈る相手が70代と30代、小さい子連れの家庭と食べ盛りの子がいる家庭では、貰って嬉しいものはそれぞれ異なります。
贈る相手の年齢や家族構成に合わせて商品を選びましょう☆
*年齢別*
・60~70代以上…緑茶、和菓子、漬物
・40〜50代…ご飯のお供、ビール、お酒のあて
・20~30代…ハム、洋菓子、ドレッシング
*家族構成別*
・小さい子供がいる…ジュースの詰め合わせ、ゼリー
・食べ盛りの子供がいる…ハム、ソーセージの詰め合わせ
・家族が多い…洗濯洗剤、調理油
この他、遠方に住んでいて食べることが大好き!という相手には、ぜひ食べて欲しい地元の美味しいグルメなどを送ったら喜んでもらえそうですよね。
相手の家族が喜んでくれそうな商品を贈れば、より感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
お歳暮に人気の定番商品
お歳暮の商品選びに迷った場合は、定番のものを贈るのが無難です。
お歳暮に人気の商品はこちらになります。
・商品券
・ビール
・ハム、ソーセージ
・そば、うどん
・和菓子、洋菓子
・ジュース
・果物
・洗濯洗剤、食器洗剤
・調理油
全体的に食べ物の人気が高いようです。
洗剤や油には「新年を新しい物で迎えて頂く」という意味が込められています。
商品券は、自分で好きなものを買うことができるということで人気が高いようです。
迷った際の参考にしてみてくださいね☆
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お歳暮に贈ってはいけない商品
お歳暮は感謝の気持ちを伝える意味がありますが、ふさわしくない商品がいくつかあります。
・ハンカチ
・刃物(包丁、ハサミなど)
・4、9など語呂合わせに関係する物
・花、植物
・履物類(靴や靴下)
・時計や筆記具、文房具
・下着
ハンカチは、日本語で「手巾(てきれ)」と言うため、手切れという意味に通じてしまいます。
刃物(包丁、ハサミなど)は、「切れる」「縁を断ち切る」を連想させるためNGです。
4、9など語呂合わせに関係する物は、「死」「苦」を思わせ縁起が悪いです。クシなどが該当します。
花、植物は、花言葉で不吉な意味をもつ場合があるため注意が必要です。
履物類(靴や靴下)は、「踏む」「踏みつける」を意味するため、特に目上の人には贈ってはいけません。
時計や筆記具、文房具は、「勤勉」の推奨を意味するため、特に目上の人には贈ってはいけません。
下着は、「着るものに困っている」「恵んであげる」と考えられるため、不適切です。
・冷凍、冷蔵品、生鮮食品
・商品券、現金
・カタログギフト
生鮮食品や商品券は、お歳暮のギフトとして人気の高い商品でもあります。
どうして注意が必要なのでしょうか?
生鮮食品の場合は、冷蔵庫の幅を取ったり、相手の家族構成によっては食べきれなかったりすることがあります。
このようなことを避けるには、まずは相手の家族構成を考え、相手に品物を贈ることを伝えた上で都合の良い日時を指定してもらい、日時指定便にて贈るようにすると良いでしょう。
また、もらって嬉しいギフトでもある「商品券・現金」ですが、金額が分かる品物を贈るのはマナー違反だと言う人も少なくありません。
ただしお稽古事や塾などの先生へ贈る際は、教室で必要な品物を買い揃えるのに使える商品券や現金の方が歓迎されることが多いです。
親戚や会社の上司などの目上の人は避け、贈り先にさえ注意すれば贈って喜ばれる商品だと思います。
カタログギフトに関しては、商品を選ぶ手間を相手に与えるためお歳暮には不適切とされています。
まとめ
いかがでしたか?
お歳暮を贈るにあたっては、知っておかなければ失礼に当たるマナーが存在します。
相手の気持ちを第一に考えて、無理のない範囲で一年の感謝の気持ちを伝えましょう^^
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