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はちみつが固まる理由と戻す方法!予防して結晶化を防ぐには?

はちみつが固まる理由と戻す方法!予防して結晶化を防ぐには?

甘くて美味しくて、栄養もたっぷりな「はちみつ」♪

パンに塗っても良し、ヨーグルトにかけても良し、砂糖の代わりに料理に使えば栄養価も上がってヘルシーに!

良いことずくめの素晴らしいはちみつですが、いざ使おうとしても白く固まっていることがありますね。

固まってしまうとジャリジャリして美味しくないし、使うのが面倒くさくなってつい諦めてしまったり。

どうすれば、結晶化したものを溶かして元の「トロ~ン」としたはちみつに戻すことが出来るのでしょうか?

そもそものはちみつが固まってしまう理由・原因を知り、美味しいはちみつを長く保つための予防に努めましょう^^

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はちみつが固まって結晶化する理由や温度について

はちみつが白く固まってしまうことを「結晶化」といいます。

はちみつが結晶化してしまう季節は冬が多いですよね。

はちみつが白く結晶化するのは天然のはちみつの特性でもあり、品質にはなんの問題もありません。

しかし、結晶化すると固くて扱いにくい上にザラザラとした舌触りになってしまいます。

やはり、寒ければ寒いほど結晶化しやすいのでしょうか?

早速、はちみつが固まる理由や温度について見ていきましょう!

【はちみつが固まる理由と温度】

☑14~16℃の環境である

☑保管場所との気温差がある

☑よく振って使用している

☑長期保存している


 
蜂蜜は寒ければ寒いほど結晶化しやすいわけではなく、14~16℃程度が最も結晶化しやすい温度なのです。

ですので、冬だけではなく春や秋も結晶化しやすい環境であると言えます。

また、空調などによって気温差が生じたときにも固まりやすくなります。

よく振って使うと固まりやすい理由は「振動」です。

はちみつは振動で結晶化が促進されます。

また、振ったときに空気が入ることでより結晶化しやすくなります。

長期保存したものも、特に2年以上経過したものは品質と風味が落ち、夏でも結晶化しやすくなってしまいます。

はちみつとはそもそも、蜜蜂が花から蜜を採集して巣にたくわえたものであり、大部分が糖分で出来ています。

はちみつが固まり結晶化する原因となっているのは、はちみつの成分である「ブドウ糖」とはちみつに含まれる「花粉」です。

ブドウ糖は低温になると固まりやすくなり、花粉を核にして結晶化が始まります。

この「ブドウ糖」の成分が多いほど結晶化しやすくなりますので、はちみつの種類によってはブドウ糖が少なく固まりにくいものがあります。

※固まりにくいはちみつの種類については、第3章の「はちみつが固まるのを予防して結晶化を防ぐ方法」でご紹介しています☆

はちみつが固まって結晶化したものを元に戻す方法!

はちみつが固まっても品質には問題ないとはいえ、やっぱり「とろ~ん」としたはちみつを楽しみたい!

早速、はちみつが固って結晶化したものを元に戻す方法について見ていきましょう☆

湯煎する

湯煎で溶かす方法は、はちみつメーカーのほとんどが推奨しています。

少し時間はかかりますが、風味や品質を保ちながら戻すことが出来るのでオススメですよ^^

【湯煎で溶かす方法】

①鍋に水を入れ、沸騰したら火を止める。

② ①と同量の冷たい水道水を用意し、①とボウルの中で混ぜると50度程度のお湯になる。

③お湯の量がはちみつの蓋より下の水位になるよう調整し、そこに蓋を外したはちみつの容器を入れる。

④時々はちみつを混ぜながら、30分ほど放置する。

⑤結晶が完全に溶けたらお湯から出して自然に冷ます。

はちみつの結晶化の度合いによって溶ける時間に差はありますが、この方法で確実に元の状態に戻すことが出来ます。

ポイントは、50度程度のお湯ではちみつをゆっくり温めることです☆

はちみつは高温になると成分が変化するため、50度のお湯で温めることが風味を保ちながら溶かす秘訣です!

また、瓶タイプのはちみつであれば、時々混ぜることでより結晶が溶けやすくなりますよ。

※注意点

少しでも溶かし残しがあると、またすぐに結晶してしまいます。

また、結晶化する度に何度も加熱を繰り返すとはちみつの品質が落ちてしまいます。

湯煎で溶かす際には、溶かし残しの無いように完全に溶かしましょう!

完全に結晶を溶かしておくことで、今後結晶化しにくくなりますよ☆

電子レンジでチンする

湯煎では時間がかかってしまうし、手っ取り早くはちみつを戻したい!

いますぐはちみつを使いたい!

そんなあなたには、電子レンジが一押しです^^

【電子レンジで溶かす方法】

①はちみつを使う分だけ耐熱皿に取り出しラップする。

②電子レンジに温度設定機能がある場合は「45~50℃」に設定。出来ない場合は一番低いワット数に設定する。

③10秒~様子を見ながらチンする。

④途中でかき混ぜ、溶けていなければ10秒ずつ追加加熱する。

電子レンジを使えば一瞬で溶けて、とってもお手軽ですね!

しかし、はちみつは高温で加熱することにより成分が変化し、風味や栄養価が落ちてしまいます。

ですので、温度を低く設定することと、10秒ずつ様子を見ながら加熱することをオススメします^^

また、電子レンジは熱の伝わり方にムラがあるため、時々かき混ぜながら温めましょう。

はちみつが入った容器ごと丸々温めると、はちみつ全体の品質低下に繋がる可能性があるためオススメしません。

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はちみつが固まるのを予防して結晶化を防ぐ方法

ここまで、はちみつが結晶化する理由や戻し方をご紹介してきましたが、

そもそも結晶化を予防することが出来たら、溶かす手間も省けますよね^^

ここでは、結晶化を予防するための保存方法と、はちみつの種類の選び方に分けて説明していきます。

はちみつが固まるのを予防する保存方法

はちみつの保存方法として、はちみつメーカーのほとんどが推奨しているのは「冷暗所での常温保存」です。

はちみつは14~16℃程度が最も結晶化しやすい温度です。

つい冷蔵庫に入れてしまいがちですが、結晶化しやすくなるので避けましょう。

また、温度差が生じる場所でも結晶化が進みます。

このため、温度差が生じにくい吊り棚や食器棚の中での保存がオススメです☆

 
この他、冷凍庫での保存も一つの手です^^

はちみつが結晶化しやすい温度は14~16℃なので、冷凍庫では逆に結晶化しにくくなるのです!

冷凍庫に入れると、カチカチに凍ってしまうのでは?と不安になりますが、ご心配なく。

ハチミツの凍る温度は-20℃~-25℃ですので、家庭の冷凍庫では凍りません。

とはいえ、若干硬くなってしまいますので、ポリ容器やチューブタイプの場合は出しにくくなってしまいます。

瓶タイプの場合は使う分だけ常温に戻してから使うと良いでしょう。

固まりにくいはちみつの種類の選び方

第1章でも説明した通り、はちみつが固まり結晶化する原因となっているのは、はちみつの成分である「ブドウ糖」とはちみつに含まれる「花粉」です。

この「ブドウ糖」の成分が多いほど結晶化しやすくなりますが、はちみつの種類によってはブドウ糖が少なく固まりにくい種類があるのです!

最初から固まりにくいはちみつの種類を選べば、結晶化するリスクを減らすことが出来ますよね^^

それでは早速、種類別の結晶化のしやすさを比較してみましょう。

【はちみつの種類別の結晶化のしやすさ比較】

◎結晶化しにくい…レンゲ・アカシヤ・林檎・ラズベリー

○どちらでもない…マヌカハニー・クローバー・みかん・トチ

△結晶化しやすい…ひまわり・菜の花・ウド

よくスーパーでも見かける「レンゲ」や「アカシヤ」などはブドウ糖が少なく、結晶化しにくい種類です。

結晶化を防ぐためには、これらの結晶化しにくい種類のはちみつを少量ずつ購入すると良いでしょう☆

「結晶化しないハチミツは偽物」とよく言われますが、レンゲやアカシヤなどは冬場でも固まらないことがあります。

(ただ、花粉がろ過されているものや、水あめが混ざっている商品があるのも確かです。)

結晶化を防ぐためには、はちみつの種類に着目することもポイントなのですね^^

まとめ

はちみつは美味しくて重宝する存在ですが、白く固まり結晶化してしまうのが難点です。

今回は簡単に結晶化を戻す方法をご紹介しましたが、結晶化しないよう予防することも大切です!

保存する場所やはちみつの種類にも着目し、結晶化を防いで美味しく保ちましょう^^

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アラサー、一児の母。 会社を辞めて、女の子の育児に奮闘中。

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