生クリームの代用で牛乳は使える？バターと混ぜる場合の割合は？

バレンタインなどのお菓子作りの他、ちょっとした料理にも欠かせない生クリーム。

ですが、高くてなかなか手を出せない存在でもあります。

まぁ、ちょっとだけだし牛乳で代用しちゃおう！なんてこともしばしば。

では、実際に生クリームの代用で牛乳は使えるのでしょうか？

何やら、牛乳とバターを組み合わせると生クリームに近いものが出来るとか！？

ヨーグルトやバニラアイスでの代用はどうなの？

今回は、生クリームの代用品についてお話します☆

生クリームの代用で牛乳は使える？

早速本題です。生クリームの代用で牛乳は使えるのでしょうか？

答えは、液体として使うのであれば、ある程度は可能です。

生クリームを泡立ててホイップにするのであれば、牛乳は代用できません。

（豆乳であればホイップクリームの代用品が作れます。→生クリームの代用に豆乳は使えるの？パスタやケーキ 豆乳ホイップのレシピも）

液体として使う場合でも、牛乳で生クリームのようなコクは出ません。

例えば生クリームで作るシチューを牛乳で代用したら、かなりさっぱりした味になります。

生クリームと牛乳は、どちらも牛のお乳からできています。

しかし、作り方や成分は全く異なります。

牛乳は、脂肪粒子を細かくした後に殺菌したもので、成分を調整していません。

ですので、お乳の中の様々な成分がそのまま残っている状態です。

牛乳の乳脂肪分は平均3.5％ほど。

生クリームは、牛乳を遠心分離させて乳脂肪分以外の成分を取り除き、濃縮して作ります。

生クリームの乳脂肪分は、18％（ライトクリーム）～30％（ホイップ用）以上。

さらに、生クリームの乳脂肪分を分離させたものがバターです。

では牛乳を遠心分離させるようなテクニックを使えば、牛乳から生クリームを作れるのでは！？と思うかもしれませんが

家庭で作るのは残念ながら不可能です。
（生クリームからバターを作ることは可能です♪ 詳しくはこちら→生クリームでバターを手作り♡ペットボトルやミキサーで簡単に！）

ちなみにここで言う生クリームとは動物性の「純性　生クリーム」のこと。

油に添加物を加えて作られた植物性の生クリーム（安価）とは全く別物です。

生クリームの代用は牛乳とバターを○：○の割合で！

牛乳を遠心分離して凝縮したのが生クリーム、さらに生クリームの入脂肪分を分離させたものがバター…

つまり、牛乳とバターの中間が生クリームということになりますよね。

ということは、牛乳とバターを合わせれば生クリームっぽものが出来るのでは？？

調べてみると、生クリームと全く同じものを作ることは出来ませんが、生クリームに近いものが出来るのだそう！

しかし、これもあくまで液体として使う場合で、ホイップすることは出来ませんのでご注意を。

それでは早速、牛乳とバターを使って生クリームの代用をする場合の作り方をご紹介します♪

牛乳とバターの割合は、3:1です！

例えば牛乳が30gであれば、バターは10g用意しましょう。

濃厚な方がお好きな場合は、5:5まで割合を増やしてもOKです。

また、小麦粉か片栗粉は無くてもOKですが、加えることにより生クリームっぽい「とろみ」と「コク」が出ます。

量は、ほんの少量でOK。

もし成分無調整の牛乳ではなく「低脂肪牛乳」を使うのであれば、尚さら小麦粉か片栗粉を入れた方がベターです。

私も“海老トマトクリーム”のパスタを作る際に、実際に3:1の割合で作ってみました。

味も見た目も、やはり生クリームとは別物ですが、コクの面では牛乳単品で代用するよりはかなりUPしています！

さらに5:5の割合で作れば、もっと濃厚になりそうです☆

また、牛乳とバターだけでは「とろみ」が無くさらさらだったので、次回は小麦粉か片栗粉を入れてみたいと思います。

生クリームを買うのは勿体ないけどほんの少量だけ代用したい…というのであれば、牛乳+バターで十分代用できると思います＾＾

生クリームの代用としてヨーグルトやバニラアイスは使えるの？

生クリームと同じ乳製品つながりの、ヨーグルトとバニラアイス。

これらは生クリームの代用品になるのでしょうか？

どちらも、デザートやパンなど、食事系以外には代用できます。

ヨーグルトは、キッチンペーパーか布巾に包んでしばらく放置し水気を切ると、ホエ―とヨーグルトに分離されます。

残ったヨーグルトは、いわゆる最近市販されている「ギリシャヨーグルト」の状態です。

水分がなくなったヨーグルトはねっとりとして、非常に濃厚に！

生クリームの代わりに水切りヨーグルトを使えば、カロリー面でもヘルシーで女性にはもってこいですよ♡

作り方はこちら。

 
シフォンケーキやパンケーキに添えるトッピングであれば、水切りヨーグルトに砂糖や蜂蜜を混ぜるだけでOK！

一方バニラアイスは、生クリームに卵や砂糖が加わっている状態なので、パンやお菓子作りに最適です！

例えばこちらのスイートポテトのレシピは、バニラアイスを生クリームと砂糖の代用として使用しています。

 
こちらは卵や生クリームを使わず、バニラアイスで作る簡単バナナケーキです。

 
生クリームの代用としてバニラアイスを使う場合は、必要に応じて溶かし、砂糖の分量を減らして調整しましょう。

まとめ

いかがでしたか？

牛乳+バターで生クリームの代用品を作ることは可能ですが、やはり生クリームとは全くの別物でした。

本物の生クリームを使った方が美味しいのは間違いないですが、急遽必要な場合や、ほんの少量であれば代用品でも十分だと思いました＾＾

お菓子やパン作りに使えるヨーグルトやバニラアイスを使ったレシピにも、ぜひ挑戦してみてくださいね！

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