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雛人形の飾り方は?飾る向きと場所や関西関東の違いについて

time 2017/01/31

雛人形の飾り方は?飾る向きと場所や関西関東の違いについて

3月3日はひな祭りですね♪

女の子にとってはワクワクする行事ですが、雛人形を飾る側にとっては結構な重労働だったりします。

関東と関西で配置の仕方が異なったり、段数によって並べるものが違うのでとっても大変です。

年に一度だし、並べ方を忘れた!

飾る向きや場所はどうすれば?

関西と関東の並べ方の違いって?

と頭を悩ませる方も多いのでは?

そこで、今回は雛人形を飾る向きと場所や、関西と関東の違い、

雛人形の飾り方を親王飾り(一段・二段)と段飾り(三段・五段・七段)に分けて画像付きでご紹介します!

雛人形や道具の名称まで細かく、分かりやすく説明していますので是非参考にしてみて下さいね^^

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雛人形を飾る向きと場所について


まず、雛人形を飾る向きと場所について説明していきます。

雛人形を飾るのには縁起の良い方角や場所がありそうですが、実はこうしたものはありません。

ただし、飾る場所にはポイントが2つあります!

一つめは、湿気の多い場所は避けること。

もう一つは、直射日光が当たる場所を避けること。

湿気はカビが生える原因となりますし、直射日光は変色の原因となってしまいます。

昔は床の間に飾るのが一般的でしたが、今の時代は床の間がある家ばかりではないと思います。

一般的にリビングに飾る場合が多いかと思いますが、暖房器具や窓の近くは避けるようにしてくださいね。

そうすることで湿気や直射日光の影響を極力少なくすることができますよ^^

雛人形の飾り方 親王飾りと段飾りの場合

雛人形には、親王飾り(一段・二段)段飾り(三段・五段・七段)の二種類があります。

親王飾りは別名「平飾り」とも言い、お殿様とお姫様だけの場合と、二段では三人官女が加わる場合もあります。

段飾りは三段、五段、七段のいずれかで、お殿様とお姫様の他、三人官女や五人囃子、隋臣、仕丁、お道具などを飾ります。

雛人形を並べる時にはポイントが2つあります!

一つめは、上の段から飾っていくこと。

二つめは、雛人形の顔に指で触れないこと。

上の段から飾るのは、飾り付けの途中で人形や小物が落下した場合に下段の雛人形が傷付くことを避けるためです。

そして、雛人形の顔に指で触れてしまうと指紋が付いて汚れる恐れがあるため、触れないように注意しましょう!

雛人形・道具の名称

これから飾り方を説明していく上で、まずは雛人形や道具の名称を説明します!

①お殿様・お姫様

これはもうお分かりですね。
お殿様様は男雛、お姫様は女雛のこと。メインの2人です!

お殿様のことを「お内裏様(おだいりさま)」、お姫様のことを「お雛様(おひなさま)」と呼ぶ方もおられますが、この呼び方は間違いです。

正式には「お内裏様(おだいりさま)」とは、お殿様とお姫様の二人のことを指す言葉です。
「お雛様(おひなさま)」に関しても、仕丁、随身、五人囃子、三人官女、お内裏様、 全ての雛人形を指しています。

つまり、「お内裏様(おだいりさま)とお雛様(おひなさま)」という言い方ですと、2人+15人=17人(しかも男雛と女雛は2人ずつ)を指すことになってしまうのです。

この間違いは、皆様お馴染みの童謡「うれしいひなまつり」の歌詞の間違いから来ています。

②屏風(びょうぶ)

お殿様とお姫様の背景に飾られているのが屏風です。

③雪洞(ぼんぼり)

お殿様とお姫様の両サイドに飾る、ぼんぼりです。

④橘(たちばな)・桜(さくら)

橘は「左近の橘」、桜は「右近の桜」とも言われます。

その名の通り、橘は向かって左に、桜は向かって右に配置します。

⑤菱台(ひしだい)・高杯(たかつき)

カラフルな菱餅が乗っているのが「菱台」、紅白のまるい餅が乗っているのが「高杯」です。

⑥三人官女(さんにんかんじょ)

三人官女の並びは、向かって左から加銚子、盃(三宝)、長柄銚子となります。

それぞれの特徴は下記の通り。

加銚子…右手を握って左手を開いている

盃(三宝)…座っている、眉なし

長柄銚子…両手を握っている

⑦五人囃子(ごにんばやし)

向かって左から、「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」「謡」と並べます。

楽器の音の大きい順に並んでいます。

大鼓は小鼓に比べてひとまわり程度大きく作られています。

謡は扇子を持っています。

⑧随臣(ずいしん)

左大臣・右大臣のこと。

髭の生えたおじいさんが左大臣、若者が右大臣です。

⑨お道具

お姫様の嫁入り道具です。

並べるときは、向かって左側から箪笥(タンス)、挟箱・長持、鏡台、針箱、火鉢、茶道具を飾ります。…お道具①

挟箱と長持はセットにして、長持の上に挟箱を置きます。

さらに段を変えて、向かって左側から、御籠、重箱、御所車を飾ります。…お道具②

乗り物と重箱だけ、別の段になるのですね。

基本的に、三段飾りと五段飾り(十五人飾り)はお道具②だけ、

五人飾り(十人飾り)と七段飾りではお道具①とお道具②を使います。

***********
名称は把握できたでしょうか?

それでは、雛人形の飾り方(並べ方)について説明していきます☆

ただし、販売している雛人形によっては道具のパターンが異なります!
 また、メーカーによって配置が異なる場合があります。ご了承下さい。

親王飾り(一段・二段)の飾り方

一段飾り

一段目:お殿様・お姫様・ぼんぼり・橘・桜・三宝・菱台

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、向かって左側に橘(左近の橘)、右側に桜(右近の桜)、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

お殿様とお姫様の前にバランスよく菱台を配置します。

二段飾り(親王飾りの場合)

一段目:お殿様・お姫様・屏風・ぼんぼり・三宝

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

二段目:橘・菱台・桜

向かって左側に橘(左近の橘)、右側に桜(右近の桜)を配置し、菱台をバランスよく配置します。

二段飾り(五人飾りの場合)

一段目:お殿様・お姫様・屏風・ぼんぼり・三宝

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

二段目:橘・三人官女・高杯・桜

三人官女の並びは、向かって左から加銚子、盃(三宝)、長柄銚子となります。

それぞれの特徴は下記の通り。

加銚子…右手を握って左手を開いている

盃(三宝)…座っている、眉なし

長柄銚子…両手を握っている

三人官女を並べたら、向かって左側に橘(左近の橘)、右側に桜(右近の桜)を配置し、官女の間に高坏(たかつき)を配置します。

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段飾り(三段・五段・七段)の飾り方

三段飾り

一段目:お殿様・お姫様・屏風・ぼんぼり・三宝

段飾りの最上段にはお殿様・お姫様を飾ります。

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

二段目:三人官女・高杯

二段目は三人官女と、官女の間に高坏(たかつき)を配置します。

三人官女の並びは、向かって左から加銚子、盃(三宝)、長柄銚子となります。

それぞれの特徴は下記の通り。

加銚子…右手を握って左手を開いている

盃(三宝)…座っている、眉なし

長柄銚子…両手を握っている

三段目:橘・お道具②・桜

三段目にはお道具と橘、桜を配置します。

向かって左から、橘、籠、重箱、御所車、桜の順番に並べます。

五段飾り(十五人飾りの場合)

一段目:お殿様・お姫様・屏風・ぼんぼり・三宝

段飾りの最上段にはお殿様・お姫様を飾ります。

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

二段目:三人官女・高坏

二段目は三人官女と、官女の間に高坏(たかつき)を配置します。

三人官女の並びは、向かって左から加銚子、盃(三宝)、長柄銚子となります。

それぞれの特徴は下記の通り。

加銚子…右手を握って左手を開いている

盃(三宝)…座っている

長柄銚子…両手を握っている

三段目:五人囃子

三弾目には、向かって左から、「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」「謡」と並べます。

大鼓は小鼓に比べてひとまわり程度大きく作られています。

謡は扇子を持っています。

四段目:隋臣・仕丁

四段目には、左大臣と右大臣の間に仕丁を配置します。

向かって右端に左大臣(髭の生えた老人)、左端に右大臣(若者)です。

左手に弓を、右手に矢を羽根を下にして持たせます。

背負い矢の羽根は上で構いません。向かって右肩に羽根が見えるように、帯に差し込みます。

仕丁は、沓台またはちりとりを持っているのが真ん中(泣き顔)で、向かって左が台傘またはほうき(怒り顔)、右が立傘または熊手(笑い顔)となります。

ただし関西(京雛)の場合は、左が立傘または熊手、真ん中が沓台またはちりとり、右が台傘またはほうきとなります。

五段目:橘・お道具②・桜

五段目には、向かって左から、橘、籠、重箱、御所車、桜の順番に並べます。

五段飾り(十人飾りの場合)

一段目:お殿様・お姫様・屏風・ぼんぼり・三宝

段飾りの最上段にはお殿様・お姫様を飾ります。

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

二段目:三人官女・高坏

二段目は三人官女と、官女の間に高坏(たかつき)を配置します。

三人官女の並びは、向かって左から加銚子、盃(三宝)、長柄銚子となります。

それぞれの特徴は下記の通り。

加銚子…右手を握って左手を開いている

盃(三宝)…座っている

長柄銚子…両手を握っている

三段目:五人囃子

三段目には、向かって左から、「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」「謡」と並べます。

大鼓は小鼓に比べてひとまわり程度大きく作られています。

謡は扇子を持っています。

四段目:お道具①

四段目には、お雛様の嫁入り道具を配置します。

向かって左側から、箪笥(タンス)、挟箱・長持、鏡台、針箱、火鉢、茶道具を飾ります。

挟箱と長持はセットにして、長持の上に挟箱を置きます。

五段目:橘・お道具②・桜

五段目には、向かって左側から、橘(左近の橘)、御籠、重箱、御所車、桜(右近の桜)の順番に配置します。

七段飾り

一段目:お殿様・お姫様・屏風・ぼんぼり・三宝

段飾りの最上段にはお殿様・お姫様を飾ります。

一般的には、向かって左側にお殿様、右側にお姫様を配置します。
(ただし、京都をはじめとする関西の一部の地域では、右側にお殿様を配置)

お殿様・お姫様をメインに、屏風を背にし、両端にぼんぼり、お殿様とお姫様の間に三宝を配置します。

二段目:三人官女・高杯

二段目は三人官女と、官女の間に高坏(たかつき)を配置します。

三人官女の並びは、向かって左から加銚子、盃(三宝)、長柄銚子となります。

それぞれの特徴は下記の通り。

加銚子…右手を握って左手を開いている

盃(三宝)…座っている

長柄銚子…両手を握っている

三段目:五人囃子

三段目には、向かって左から、「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」「謡」と並べます。

大鼓は小鼓に比べてひとまわり程度大きく作られています。

謡は扇子を持っています。

四段目:隋臣・御膳・菱台

四段目は隋臣です。

向かって右に左大臣(髭の生えた老人)、左に右大臣(若者)です。

左手に弓を、右手に矢を羽根を下にして持たせます。

背負い矢の羽根は上で構いません。向かって右肩に羽根が見えるように、帯に差し込みます。

左大臣と右大臣の間に、御膳、菱台を配置します。

五段目:橘・仕丁・桜

五段目は、仕丁です。

沓台を持っているのが真ん中(泣き顔)で、向かって左が台傘(怒り顔)、右が立傘(笑い顔)となります。

左右は上がっている手によって置く側がわかると思います。(向かって右手が上がっているのが右置き、左手が上がっているのが左置きです)

ただし関西(京雛)の場合は、左が熊手、真ん中がちり取り、右が箒となります。

両端の左側に橘(左近の橘)、右側に桜(右近の桜)を配置します。

六段目:お道具①

六段目には、お雛様の嫁入り道具です。

向かって左側から、箪笥(タンス)、挟箱・長持、鏡台、針箱、火鉢、茶道具を飾ります。

挟箱と長持はセットにして、長持の上に挟箱を置きます。

七段目:お道具②

七段目には、向かって左側から、御籠、重箱、御所車を飾ります。

雛人形の飾り方 関西と関東の違いについて


先程、飾り方の項目の中で

お殿様様(男雛)とお姫様(女雛)の配置が関東と関西では異なり、

関東では、向かって左側にお殿様、右側にお姫様

関西では、向かって右側にお殿様、左側にお姫様

を飾るというお話をしました。

現在、一般的に多く売られている雛人形は「関東雛」と言い、向かって左側にお殿様が配置されています。

一方、向かって右側にお殿様が配置されているタイプは「京雛」と言います。

なぜこのような配置の違いが生まれたのでしょうか?

日本古来の考えでは「天子南面」の言葉にのっとり、偉い人は南に向いて座り、

その時に日の出の方角である東側=左側が上座(左上座)とされていました。

つまり、向かって(こちらから見て)右側です。

しかし、大正天皇が即位された際、国際儀礼では右側が上位であることから、天皇陛下が右側に並ばれました。

つまり、向かって(こちらから見て)左側です。

これは、明治時代の文明開化で西洋の文化が日本に入ってきた影響と言われています。
 
これを受けて関東の雛人形業界ではお殿様を向かって(こちらから見て)左側に配置するようになりました。(=関東雛)

現代においても、結婚式や披露宴の雛壇でも男性が向かって左側に座りますよね。

これも西洋文化から来ているということですね。 

一方、伝統を重視する関西(特に京都)では、日本古来の考え通り、お殿様を向かって(こちらから見て)右側に配置しています。(=京雛)

この他「仕丁」にも関東と関西で並びに違いがあり、関西(京雛)の場合は、左が立傘または熊手、真ん中が沓台またはちりとり、右が台傘またはほうきとなります。

まとめ


いかがでしたか?

雛人形は、段数が多ければ多いほどややこしく、非常に重労働です。

少しでも負担を失くすために、購入した時や綺麗に並べた際には、写真を撮っておくことをオススメします!

そうすれば来年からは頭を悩ませずに済みますね^^

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