2019/02/18
ひな祭りの前から、長い期間私たちを楽しませてくれる雛人形。
せっかく飾った雛人形、できるだけ長く楽しみたいですが、
「早く片付けないとお嫁に行き遅れる!」なんて聞いたことはありませんか?
早く片付けるとは、具体的にはいつまでなの?
片付ける際の雛人形のお手入れ方法や保管場所とは?
今回は、2019年の雛人形を片付ける日の時期やタイミングと、雛人形の片付け方や保管場所についてご紹介します!
目次
雛人形を片付ける日の時期やタイミング2019年は?
よく「ひな祭りが終わったら出来るだけ早く雛人形を片付けた方が良い」と耳にします。
その理由として、昔から言われている通説がこちら↓
また、行事が終わったらいつまでも出しっ放しにせず、きちんと片付けさせるというしつけの意味も含まれている。
さらに、「片付けもできないとお嫁に行けないよ」と言ったのが「ひな人形を出しっ放しにしていると結婚できない」と変化していきました。
よくしつけられた娘が早く「片付く」(結婚できる)ように、との願いも込められています。
とにかく早く片付けた方が良いということは分かりましたが、具体的にいつ片づければ良いのでしょうか?
雛人形を片付ける日や時期は、はっきり「この日に片付ける」とは決まっていません。
ですが、雛人形を片付けるのに良いとされてる日があるようです!
それは、「啓蟄(けいちつ)の日」です。
啓蟄の日とは、一体いつのことなのでしょうか?
次の項で詳しく説明していきます。
雛人形を片付けるのに良いとされる啓蟄の日とは…2019年はいつ?
啓蟄(けいちつ)とは、二十四節気のうちの一つ。
二十四節季とは季節を24に分けそれぞれに名前をつけたものであり、「立春」や「冬至」などもこれに該当します。
この内の一つに「啓蟄」という日があり、雛人形を飾るのに最適な「雨水」の次の期間に当たります。
啓蟄とは「冬籠りの虫が這い出る」という意味を持ち、本格的な春の訪れを感じさせる春の季語でもあります。
2019年の啓蟄は、3月6日(水)です!(啓蟄の期間は3月6日~3月16日)
ではなぜ、この「啓蟄の日」が雛人形を片付けるのに良いとされているのか?というと、正式な理由は分からないようです。
単純にひな祭り(3月3日)の後だから、という説もあるようです。
また、雛人形を片づける日として啓蟄の日よりも重要とされているのは「天気の良い日」です。
材質にもよりますが、雛人形にとって湿気は大敵です。
天気が悪く湿気の多い日に片付けてしまうと、来年出した時にはお雛様がカビだらけ…なんていう事態にもなりかねません。
ですので、必ず啓蟄の日に片付けるというのではなく、ひな祭りが終わってから3月中旬までを目安に、良く晴れて乾燥した日に片付けるようにすればベストでしょう☆
3月21日(木)は「春分の日」ですから、季節の節目を超えないことを意識して、これよりも前になるべく早めに片付けるようにしましょう!
ちなみに、どうしても早く片付けられない…という場合には、お内裏様とお雛様を後ろ向きにしておくと良いそうですよ。
こうしておけば「眠っていらっしゃる」「お帰りになる」という意味になるんだそうです。
雛人形の片付け方や保管場所について
雛人形はとても高価で、材質にもよりますが非常にデリケートです。
来年も綺麗に使えるように、片付け方には気をつけたいものですね。
それでは、雛人形の片づけ片や保管場所について説明していきます!
収納する前に写真を撮っておく
雛人形の並べ方、非常にややこしいですよね。
毎回迷っていては、せっかく飾るのにもストレスになってしまいます。
次回使用する際に困らないためにも、収納する前にまずは写真を取っておくことをオススメします!
写真を撮ったら、片付け作業に移りましょう☆
下の段から片付ける
雛段の規模にもよりますが、上の段から片付けようとすると、下の段に注意しながら作業しなければなりません。
ですので、下の段から片付けたほうが効率的です。
ほこりや汚れを落とす
まずは、付属されている毛ばたきで雛人形のほこりや汚れを落としましょう。
雛人形の小物を取り外す
雛人形の小物類を取り外し、誰の持ち物かわかるようにした上でビニール袋等に収納しましょう。
雛人形の顔と胴体を包む
人形の顔を、髪の毛に気を付けながら柔らかい布やティッシュペーパーなどで優しく包みます。
胴体も、着物のシワに気をつけながら紙や布などで優しく包みましょう。
ここで注意してほしいのが、雛人形の顔を手で触らないということ!
雛人形の顔を手で触れると、手の油が付着してしまうことがあります。
収納ケースの隙間を埋める
雛人形が収納できたら、中の雛人形が動いて傷つくことがないよう、収納ケースの隙間に紙を丸めて埋めておきましょう。
収納ケースに防虫剤を入れる
人形専用の防虫剤が売られていますので、まずはそちらをご用意下さい。
防虫剤は、人形に直接触れることの無いように収納ケースに入れておきましょう。
雛人形の保管場所
収納ケースに防虫剤を入れたら、あとは保管するだけです。
雛人形を保管しておく場所として適しているのは
・直射日光が当たらない
・湿度が調度良い(乾燥しすぎず、湿度が高すぎず)
・寒暖差が無く、室温が高すぎない
これに該当する場所は、例えば押し入れの上段や天袋などがあります。
雛人形を傷めてしまわないように、保管場所には十分配慮しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
雛人形は、ひな祭りが終わったら正しい手入れと保管方法で、なるべく早めに片付けるようにしましょう☆
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